『Ritchie Blackmore'sRainbow』

レインボー強化月間企画 

始まりました!一回目は1stアルバム『Ritchie Blackmore'sRainbow』です。

リリースは1975年。バンド名はまだレインボーではなく、アルバムタイトルと同じRitchie Blackmore'sRainbowでした。リッチー・ブラックモアの主張激しい!実際このアルバムが完成した後は、ディオ以外全員解雇しちゃったし。

これは私の感想文ですので、まぁ細かい歌詞の意味などは他のブログを参考にしてよ。

 

  1. Man On The Silver Mountain

 これぞ一曲目!って感じの迫力です。噛み心地の良いイントロからの、ディオの「あむぁりぃ〜あむぁりぃ〜」の入り方が心を鷲掴みにして離さないね。0:45〜のピロリロピロピロも、ただモンじゃねぇ感をだしてます。歌詞の内容は、さしずめ「ワイが銀嶺の覇者じゃ!!燃えるぜ」といったところでしょうか。

 

 2.Self Portrait

 一曲目の重厚感を残したまま入るこの曲は、テンポこそスローだが、王者の風格はムンムンに漂っている。しかし、歌詞は貧困層の嘆き。っていうか、空き缶の底をポコポコ叩いたような曲の始まり方はどうにかならなかったのかね?

 

 3.Black Sheep Of The Family

これはクォーターマスのカバーみたいですね。王者はこんなお茶目で明るい面もおありなのですね!浮かれてるなぁ。ダンスパーティーで羽目外してそう。銀嶺の覇者って。

 

 4.Catch The Rainbow

 その羽目を外した覇者が、「昨夜はちょっと滑ってたな…」って夕日を見ながら反省している様な曲。思わず「ドンマイ!」って言ってあげたくなるような哀愁が漂ってますが、その歌詞は、身分の差から実らぬ恋をする男女の切ない物語なのだ。すいませんでした。

 

 5.Snake Chamer

 これこれ!強さが出てて好きだなぁ。好きポイント①2:46あたりのグゥ〜ンって入り始める音②2:54で右から左に流されるブゥ〜ン!って音③2:58のディオの「にゃほほ」みたいな声④3:06のギターの「ピキュン!」ってとこ。ワウギターのモキュ音も良きなぁ。スネークチャーマーとは蛇使いのこと。蛇使いって…お茶目!

 

 6.The Temple Of The King

4曲目の哀愁がまた戻ってまいりました。王者にはこういう一人の時間も必要なのです。

それにしても何てエネルギーを感じるバラードなのでしょうか…女々しさを見せないんだもん。邦題は王の神殿。まさに中世チックでレインボーらしいで。ちなみに私この曲、歌い出しの辺りの「of the fox」を「of the fuck」と空耳していたので流刑です。Heaven help me。

 

 7.If You Don't Like Rock N Roll

タイトルから分かる通り、ロックンロールしてます。チャックベリー風味。

私はあるパーティで男の子に話しかけられた。「君はどんな曲が好きなの?」私は答える。「そうね…ロックンロールかしら。」「えぇっ、ロックンロールってやつのどこがいいんだい?」そう彼が半笑いで答えた瞬間、今まで流れていたジャズが止まり、この曲が爆音で流れるのだ。「トゥー!レイト!!ナウ!!!」と世間知らずのボーイを指差してシャウトした暁にはその場にいた全員が踊り狂っていることだろう。

 

 8.Sixteenth Century Greensleeves

イントロがこれまた。ジャッジャッと小気味よいギターストロークです。高音ギターとぶっといベースに隠れてるけど、後ろでウニョウニョ複雑に音がなっているのが心地いいんだよなぁ…急に音量下がったと思ったらこれフェードアウトで終わるのか。何か惜しいなぁ。タイトルのグリーンスリーブスとはイングランドの民謡だそうです。

 

 9.Still I'mSad

歌なし。この疾走感、Zeppelinの「アキレス最後の戦い」に似てる。

 

私がレインボーに対して、「どうせキラキラしたメジャーコードの曲ばかりなんでしょ?」と偏見を持って聴かなかった頃。友人から「いや!!初期のレインボーはマヂでハードロックしとるから!!聴いてみい!!」と言われて渋々聞いてみたら、衝撃が走ったね。あっ、けっこう泥臭くて割と私好みやん、ってね。衝撃と言うには大げさだったね。

 

 

次回は2nd、「Rising」のレビューを書きます!おたのしみ!